「レント」について

 今年のイースターは、4月21日の日曜日です。キリスト教会では、イースター前の、日曜日を除く40日間を「レント」、または「受難節」と呼んでいます。今年は、3月6日の水曜日から、レントが始まります。この日は「灰の水曜日」と呼ばれます。
 レントの期間は、主イエス・キリストが荒れ野でサタンの誘惑を40日受けられたことにちなんで40日間となっていますが、日曜日を除くのは、キリストが復活なさった喜びのお祝いの日が日曜日だからです。
 また、レントの最後の1週間は、特別に「受難週」と呼びます。国立教会では、主のご受難をおぼえて、受難週の「聖金曜日」にあたる4月19日(金)の夜に受苦日祈祷会をもちます。その中で聖餐式も行われます。
 主イエスは、私たちのために十字架への道を歩んで下さり、私たちのために苦しみを受けて、ご自分の命まで献げてくださいました。このことをおぼえて、レントの期間を過ごしたいと思います。